'16年 10月、秋の寒さは身に沁みて。
秋子と言うらしい今のシイタケと鍋に美味しいヒラタケ。 |
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周囲のキノコはイグチ系から始まり秋の深まりにつれて種類が変化してゆく チョイと前はムラサキシメジを採って食べた。というか爺的に自信をもって採取して食べられるキノコは限られる。 なので普段山の中に居ながら毎年何種かのキノコを植菌してるわけで(苦笑 先月末辺りからシイタケは出始めたようなのだが、雨上がりに見たら傘の直径が20cm程にもなってブヨブヨと傘先が垂れ下がっていた。残念ながらそれらは廃棄処分。 今は手頃な感じで採れている。 去年植菌したものか一昨年か、ヒラタケも生え始めた。コイツもウッカリ忘れていたりすると巨大化したうえナメクジに食われる。 この時期の夕暮れは絵具で言えば濃いクリムゾンレ−キの赤い夕焼けが現れる。 山なみに陽が沈み始めてオレンジ色に広がり陽が沈むと赤に変わる。程なくしてちょっと紫色を加えたような不気味な赤色に。 やがて赤色が黒に飲み込まれるまで、ほんの10分から20分正につるべ落とし。 植えたコスモスが散り始めて来ると、ずっと背が低い草花が咲き始める。里山では最後の花かな!?よく見ると結構、凛とした花びらを広げるセンブリの花。 当地、車が行きかう路上には、クルマに轢き殺されたタヌキや猫、時にリスや犬も見かける。轢かれた鹿まで一度見た。 哀れとは思いながらほとんど避けて通りながらも、どれを見ても運命というものかもしれないが人なら無念というものだったはず。 鮭の遡上する川では捕獲する柵を越えて上流に辿り着くものはやがて産卵し息を絶える。 川底に横たわるその躯は白くなりやがて分散し消えていく。道路上に潰れた野生獣の姿には「たら・れば」みたいなものも思ったりもするが川底で自然に還っていく行く鮭にはむしろやり切った清々しさもあるようだ。 3,4年先には子達がこの親を辿って登る。 |
今年も麓の川に登って来た鮭。既に役目は終えた躯が川底に横たわっていた。